岡山県肢体不自由児者福祉協会

700-0807 岡山市北区南方2−13−1 きらめきプラザ1F

TELFAX 086−222−9018 メールアイコン (火、水、金 9001630 open

 

                                 防災対策をしよう!

   肢体不自由児者こそ災害に備えよう!  

   災害の少ない岡山県だから大丈夫なんてことはありません。

   肢体不自由児者は災害弱者です。だからこそ、情報を集めて、いざという時のために備えをしましょう。

   自分と家族は自分たちで守る という意識が大切です。

   

まず、普段簡単にできることをやろう!

   @ご近所の方と仲良くなる 災害時の支援活動をスムーズにするには、普段からのコミュケーションが大切。肢体不自由児者はすぐに動くことがむずかしいので、助けを呼んできてもらうなどまわりの方の力を借りなくてはなりません。阪神大震災のとき、ご近所の方に命を救っていただいた方が6割、消防や警察よりも多いのです。

   A家を片づける 

 床にものが散乱していませんか?電気コードをたこあし配線にしていませんか? つまずいて転倒する危険がありますよ。火事になる可能性もあります。

     家の周囲に新聞紙など置いていませんか? 通路は広くとっておくほうが、いざという時通りやすいですよ。放火の危険もありますね。車椅子でもすっと通れるスペース確保を。

     テーブルの下、物置になっていませんか? 地震が起きた時、逃げる場所がありますか?

     家具の配置、収納を工夫する。 もし家具が倒れても、出入口をふさいでしまわない位置に置きましょう。倒れにくいように、重いものは下、軽い物を上に収納しましょう。

家具の下部前方に板を入れ、壁にもたれ気味に配置する。

                   耐震金具や突っ張り棒など対策を重ねるともっと安全になります。背の高い家具は上部、下部とも固定することで安全性が上がります。

     安全スペースの確保  常時人のいるリビング、睡眠中無防備になる寝室には倒れてくるような背の高い家具を置かない。

 

     障害者には特に大切 安全なスペースの確保

     岡山市消防の方に聞いてみました。(2013.8/23

車いすの人はすぐ動けない。どうすればいいの?

      普段長くいるところの安全確保が第一です。物がたおれてこない、落ちてこないところを家の中で作っておくこと。ざぶとん、クッション、かばん、などで頭を守れたらもっと安全。

      家全体の耐震化が一番安全ですが、できなければ一部屋だけでも安全スペースを確保してください。ガラス飛散防止シートも忘れずに。

     災害時、エレベーターには乗れません。どうしたらいいの?

      倒壊の危険がある時や火災でなければ、家にとどまっていた方が安全と言う場合もあります。避難しなくてはいけない場合、ご近所やご家族の方が助けをよんできてもらってからにした方が安全な場合もあります。ご近所の方には、ぜひ助けが必要な人がいるという情報を伝えておいてください。マンションの場合は、避難路の確保が重要です。@玄関ドアを開けてください。Aベランダを整理しておいて、ベランダから避難できるように。

     @耐震補強 A家具の固定 B水とトイレ の準備で安全スペースの確保を。

 

   ちょっとがんばって、準備しよう!

    Bイメージトレーニングと避難場所の確認

   地震、台風、あるいは火事など自宅にとどまれない時、「どうすればいいのかな?」「どこへ誰と逃げるのかな?」と想像したりや家族での話し合いが大切です。

   避難は、早めに、明るいうちに。

   岡山県避難場所 自宅から、近い、あるいはバリアフリーの場所をチェック。できたら事前に歩いてみましょう。

   福祉避難所:基本的に、市町村で設置。老人福祉センターや社会福祉施設など、バリアフリーになっていたり、係員が配置されやすいところが指定される。

岡山市の場合、避難生活が長期化した場合、設置準備が整ってから設置される。最初は指定避難所に、避難するよう指示があります。

        災害時に必ず設置されるとは限らないそうです。

 

    C備蓄 非常食、水、毛布、トイレなど

 ひとそれぞれにニーズが異なるので、自分仕様我が家ならではのリストを作って準備しましょう。

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターのホームページに非常持ち出し品リストが載っています。

 ●水:1123リットルをできれば7日分最低3日分 冷温水がでるウォーターサーバーを借りて、水を宅配してもらうという手段もあります。

●食料:東日本大震災では、障害者や高齢者の非常食はほとんどなく、摂食障害の方もおられたそうです。

  ぜひ、レトルトのおかゆ、ゼリーなど食べやすい物、普段食べ慣れているものを用意して下さい。

 ●トイレ:トイレが遠い、外にある、待たなくてはいけない、水がでない、使えない、トイレの問題は深刻です。携帯トイレの準備もお忘れなく。

●体温調節:毛布やカイロを準備

●電池:携帯電話は今や必需品、充電用を用意しましょう。懐中電灯用と合わせて電池の種類を確認して用意。

●薬、マウスウォッシュ

非常食、簡易トイレは全肢連でも扱っています。お問い合わせは県肢連までどうぞ。

 

D情報の整理

     ●あんしんカプセル 災害時連絡カードに医療機関、薬、連絡先など大切な情報をまとめてください。予備の薬や処方箋などといっしょにあんしんカプセルにいれて冷蔵庫に保管。

              情報がかわるので、更新作業をお忘れなく。

●情報の整理 災害伝言ダイヤル等 災害用伝言ダイヤル(NTT)の使い方 ドコモ災害用安否確認 ソフトバンク災害用伝言版 AU災害用伝言サービス

       エリアメール緊急速報 ドコモ ソフトバンク AU 

 

    E災害時要支援者避難支援台帳に登録(住んでいる市町村)

     お住まいの市町村で、災害時の支援が必要な方の住所氏名などを登録しています。障害福祉課などにお尋ねください。

     岡山市 危機管理課 086-803-1082

         安全・安心ネットワーク推進室 086-803-1031 

     倉敷市 保険福祉推進課 086-426-3303

 

   F長期的な視点で、安全な家を準備

     古い木造住宅に住んでいらっしゃる方、地震の揺れはだいじょうぶですか?市町村で、耐震診断に助成をしてくれるところがあります。

     (岡山市の場合)昭和565/31 以前の木造建築に耐震診断費42000円のうち4万円補助が出ます。4/1512/20先着順で、予算が無くなり次第締め切り。

      改修費用 費用の1/2 上限80万円 助成 岡山市建築指導課 建築企画調整室086-803-1445)へ相談、申請

     (倉敷市の場合)昭和565/31 以前の木造建築に耐震診断費42000円のうち4万円補助が出ます。

      改修費用 費用の1/2 上限72万 助成 倉敷市建築部建築指導課086-426-3501

 

   岡山県総合防災情報 警報、ライブカメラ情報、ライフライン等の連絡先リストなどいろいろな情報がまとまっています。

   岡山県内ハザードマップ お住まいの地区が、どんな災害にあいやすいか普段から知っておいてください。

岡山県危機管理課 津波浸水想定 (2013/3/22

   NHKそなえる防災 地震、台風、火山、落雷、突風、猛暑いろいろな防災情報満載です。

 

震度7を体験しました!

   

岡山市消防局から起震車がやってきました。

震度7を体験しました。長さは15秒ぐらいでしょうか・・・・

揺れが大きくなってからでは、テーブルの下へ移動するだけでもむずかしかったです。

「地震だ」と思ったら、揺れの小さいうちに、すぐに安全な所へ家具から離れるなど行動を取った方がいいなと思いました。

地震の体験者の方たちも、「揺れている間は立っていることさえできない。」と言われています。これは本当です。

落ちてくるものがない、「はい、これから揺れますよ」と言われても、動けませんでした。

 

会員の皆様には、ぜひ安全スペースの確保を、重点的にお願いします。

@耐震補強 A家具の固定 B水とトイレ の準備で安全スペースの確保を。

 

 

back8_2.gif